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豚由来水溶性エラスチンによるACE阻害効果

2018-04-03

久し振りのコラム更新となりました。

すっかり春が訪れ、巷では花見客で賑わっていますね。鹿児島でも桜が見頃を迎えています。

 

今回は、タイトルにあります「豚由来水溶性エラスチンによるACE阻害効果」について簡単ご紹介します。九州工業大学 前田研究室の研究成果で、論文として発表されました。

現在、高血圧の治療として血圧上昇に関わるアンジオテンシン変換酵素(Angiotensin I
Converting Enzyme; 略してACE)を阻害する種々の薬剤が開発されています。

しかし、ACE 阻害剤は副作用があるため、副作用の少ない物質の開発が求められいるのが現状です。

本研究では、熱アルカリ処理により豚大動脈組織から水溶性エラスチンを調製し、ACE 阻害能を検討しました。水溶性エラスチンは弱い ACE 阻害能を示しましたが、エラスターゼ分解後ではより強い阻害能を示しました。

本研究において抽出された水溶性エラスチンは生体内で ACE を阻害する、すなわち血圧上昇を抑える働きが示唆され、健康補助食品の素材として有用であることが示唆されました。

 

しかし興味深いことに「ファームエラスチン」は、エラスターゼ処理無しでも強い ACE 阻害能を示しており、より機能性の高い素材であることが示唆されています!

このような研究成果を応用し、医療品や、よりレベルの高い機能性食品にファームエラスチンを利用できることになります。

エラスチンは美容市場だけでなく、医療市場でも十分に活躍できる、将来性のある素材であることが研究成果により明らかになってきています。今後も、エラスチン研究の成果報告にご期待下さい。


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