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よくあるご質問~アルカリ抽出法について~

2021-12-06

早いもので2021年も残り1ヶ月を切りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
ワクチンの普及でコロナもだいぶ落ち着きを見せてきたと思った矢先、また新しい変異株が発見されニュースになっています。引き続き、ソーシャルディスタンスやマスク着用、消毒を守っていく必要がありますね。

今回は、お客様から頂く質問の中で特に多い「エラスチンのアルカリ抽出法」についてお話します。
アルカリ抽出で製造したエラスチンはどういった特徴があるの?
それらの疑問を2つにまとめました。

アルカリ抽出エラスチンの特徴その①
<小さい分子量から大きい分子量まで、バランスよく含まれている>
アルカリ抽出エラスチンの最大の特徴は、分子量にあります。
エラスチンはたんぱく質です。たんぱく質は、体内に入ると酵素によって分解されていき、最終的に血中へと吸収されていきます。
小さな分子量(ペプチド)は血中に吸収されるスピードが速く体感があるのですが、その分、体外へ排出されるスピードも速いです。
逆に大きなサイズの分子量だと、体内での分解に時間が必要なため血中に吸収されるスピードがゆっくりですが、血中に留まる時間もゆっくりです。
どちらかに偏っているのではなく、小さい分子量と大きい分子量両方が程よく存在していることによって、生理活性を期待することができます。

アルカリ抽出エラスチンの特徴その②
<デスモシン・イソデスモシンが豊富>
エラスチンのみに含まれる架橋(かきょう)アミノ酸「デスモシン・イソデスモシン」は、エラスチンの弾力性のカギとなる希少なアミノ酸で、エラスチンをエラスチンたらしめる存在です。
デスモシン・イソデスモシンが十分な量含まれていることが、エラスチン素材としての重要な条件となります。
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会(通称・JHFA)の定めるエラスチン食品の規格値では、動物性由来エラスチンのデスモシン・イソデスモシン量は0.8g/100gあたりです。弊社の豚由来ファームエラスチンのデスモシン・イソデスモシン量は平均して2.3g/100gあたり となっており、規格値のおおよそ3倍含まれています。
アルカリ抽出の製造では、エラスチンを細かく分解しすぎません。分解しすぎないことによって、重要なアミノ酸を多く含むことに繋がっています。

アルカリ抽出法は、国立大学法人九州工業大学とE&Cヘルスケア社の共同出願特許製法となります。
エラスチンを選ばれる際は、ぜひ抽出方法に目を向けて頂けますと幸いです。
また次回、お客様からのよくある質問にお答えしていきたいと思います。

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