研究によるとエラスチンは、じん帯、血管(動脈)、肺等に多く含まれています。
それほど伸び縮みを必要としない皮膚の真皮では1~5%程度ですが、屈伸や伸縮が必要なじん帯では約80%という大きな割合を占めています。
また、骨と骨の組織として重要な働きをしている脊椎椎間板にもエラスチンが含まれていることが、最近報告されました。
エラスチンが多く含まれるじん帯や血管、肺は、私たちが生きている限り、気の遠くなるような回数の伸び縮みを行っているのです。
エラスチンを約80%も含むじん帯。この部位はどのような働きをしているところでしょうか。
私たちが手足を自由に曲げ伸ばしすることができるのは、「関節」という、骨と骨をつなぐ柔軟性のある組織が存在するからです。
この関節をかたちに作る重要な成分がじん帯です。関節の周囲は「関節包」と呼ばれる組織で取り巻かれ、その外側に伸縮性に優れたじん帯があり、2つの骨を強く結びつけて関節がはずれないようになっています。
じん帯の強度を超える力で引き伸ばされるとき、損傷することになります。これが「じん帯損傷」とよばれる状態です。
また、私たちの首の後ろ側には「項じん帯」と呼ばれるじん帯が存在し、思い頭部が前に落ちないように引っ張って支える、という重要な役割を担っています。
ここ最近「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)という言葉をよく耳にするようになりました。
運動器の障害による要介護の状態や、要介護リスクの高い状態を表します。超高齢化の現代社会において運動器の衰えが問題になっています。
じん帯の健康を保つことは、非常に重要な事といえるのではないでしょうか。
エラスチンでじん帯の健康を保ち
活力ある毎日を送りましょう!
年をとっても軽やかに行動するためには、伸び縮みを担うじん帯の健康はとても重要です。
エラスチンを積極的に摂取して、いきいきと活力に満ちた生活を送りましょう。